江戸中期〜後期頃の古伊万里のなます皿です。
「藍九谷」と呼ばれる、江戸中期頃に有田で焼かれた焼き物に
似ていますが、自信がありません。
因みに藍九谷は、石川県の九谷焼ではなく、有田や伊万里で
作られていました、素地が白くて薄く、染付も品があり、
腕利きの職人が作った焼き物で上手物の器です。
素敵ですね。白磁が素晴らしく美しいです。
昔は、ヨーロッパの真っ白な磁器に憧れたものの、なかなか
きれいな白磁を出せず、大変苦労したそうです。
陽刻とは、素地に型押しして絵柄を盛り上げて絵付けする
技法で、側面の絵柄が盛り上がっています。
蓮の花を連想させる形が、とても上品です。
高台に銘が入っていますが、これは「渦福崩れ」と言われ、
江戸後期頃によく記されていました。
釉薬のテカリも少なく、しっとりとした、とても上品な鉢です。
1人前の煮物やポテトサラダなどに丁度いいサイズです。
お刺身盛り付けてもいいですね。
■サイズ:Φ15×H5.2cm 高台Φ8.6cm
■状 態(写真15〜18、20をご参照ください)
200年近く古い器ですので、焼灰が付着していたり、窯キズや
貫入があります。
貫入は、焼成の際に素地と釉薬の収縮率の違いで生じるヒビで
割れたヒビではございません。
写真20の高台の窯キズは、表側には響いておりません。
古い器ではよく見られる状態なので、通常販売をさせて
頂いております。
状態が良いと思いました器から、ご用意させて頂いております。
■セレクト(写真19をご参照ください)
縁にカケや割れがありましたので、金継を施しました。
お求めの際は、金継あり・なしをお選びください。
金継ありをお選び頂きました際は、金継が目立たない器から
ご用意させて頂きます。
AD276-A ノーマル(写真15〜18、20が含まれます)
AD276-B 金継あり(写真19)
右奥の大きな継跡は、先人の直し跡に金を乗せました。
昔は接着剤などございませんので、今一度 焼き締めています。
通常のご使用で取れることは、殆どございません。
こちらの器は金継あり、最後のご注文でご用意させて頂きます。
■注 意
印判皿・染付皿は大変古い器です。
現代物や新品の器とは、雰囲気も状態も全く異なります。
ご注文を頂く前に、必ず下記の注意事項をご確認の上、
ご検討ください。
印判皿・染付皿をご購入頂く前に
* * * * * * * * * 配送方法について * * * * * * * * *
■ 宅急便Sサイズでお届けいたします。
(同梱いたします数量に応じて、サイズのご変更をお願いする
場合があります)
配送料等、ご配送に関しましては、こちらをご覧ください。