明治期の伊万里焼、染付の盃洗です。
盃洗とは、食事の席で盃を洗う為の器です。
同じ盃でお酒を酌み交わす際に、席で盃をサっと洗う為に
使われておりました。
今は、鉢物としてお使いになるシーンが多いです。
内側に、微塵唐草模様とすすきの絵柄が交互に描かれています。
微塵唐草も、全て手描きです。
すすきは秋を代表する絵柄で、着物や帯などにも用いられますが
さほど季節は感じさせない絵のタッチかと思います。
縁のフリルの様な飾りが独特で面白いです。
高台の細い部分に描かれております凸凹は、鍋島焼の絵柄を
モチーフにした様です。
鍋島藩の御用窯で作られておりました鍋島焼は、伊万里の
人たちには憧れの窯でしたので、色々真似をしていた様です。
ちょっと洋風な雰囲気も感じられて、モダンで可愛らしい
盃洗です。
向付としてお使い頂けるサイズです。安定感もあります。
■サイズ:Φ13×H11.2cm 高台のΦ9cm
■注 意
印判・染付の器は大変古い器です。
現代物や新品の器とは、雰囲気も状態も全く異なります。
ご注文を頂く前に、必ず下記の注意事項をご確認の上、
ご検討ください。
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