明治期の伊万里、錦手のお皿です。
錦手とは、赤や青、緑や黄色など、色とりどりに絵付け
された上絵付けの器です。
富士山を背景に、海、鶴、働く人々が描かれてある、
縁起のいい絵柄です。
所々に施された金彩が、華やかさをより感じさせてくれます。
形もユニークで、当時は大変高価な器だったと思われます。
その理由は、ストックの中の1枚に、鎹継ぎ(かすがいつぎ・
11枚目写真を参照)が施された器がありました。
鎹継ぎは、昔の中国の修理技法で、真鍮の鎹(ホチキスの
芯の様な形)を用いて器を直します。
金継ぎをしますと、表の絵柄に金線が入ってしまう事から、
金継ぎではない技法を用いたと思われます。
鎹を付ける為には、小さな穴を開けるのですが、その穴が
貫通してしまうと、表の絵柄が台無しになってしまうので、
大変高度な技術を要する修理方法でした。
その鎹が、7ヶもついております。
そんな方法で修理をするほど、大切にされていた器だと
見受けられます。
1人前のお刺身や切り身の煮魚などの盛り付けに、
とっても素敵にお使い頂けると思います。
■サイズ:W16.7×D14.1×H3.7cm 高台Φ8.8cm
■状態・セレクト(11,12枚目の写真をご参照ください)
説明欄にも記載の通り、鎹継ぎが施された器があります。
ご注文の際にお選び頂けます。
価格はノーマルな器と同じになります。
AD-039-A ノーマル 2,730円
AD-039-B 鎹継ぎあり 2,730円
■注 意
ご用意しております印判・染付の器は、おおよそ100年以上
古い器です。
現代物や新品の器とは、雰囲気も状態も全く異なります。
ご注文を頂く前には、必ず下記の注意事項をご確認の上、
ご検討ください。
印判皿・染付皿をご購入頂く前に
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