明治期頃の伊万里焼の変形皿です。
手描きで描かれた染付の器になります。
側面を六つに割った構図で、山水の絵柄や格子文様などが
互い違いに描かれています。
裏面に「成化年製」と銘がありますが、こちらは当時、焼き物の
技術が長けていた、中国の器を真似て作られています。
中国器は高品質で、大変人気がありました。
中国製と伊万里焼を見分けるポイントの1つとして、目跡の
有無で判断出来ます。
当時の伊万里焼は、中国ほど高温で焼成する技術がなかったので
底面の垂れなどを防ぐ為に、支えをして焼いていました。
伊万里焼には、その支えの跡(目跡)が見られる場合が多いです。
今で言いますと、ニセモノという事になるかもしれませんが、
歴史を垣間見る事ができ、中国に追いつきたいと思う当時の
陶工たちを想像しても、面白い1枚だと思います。
1人前の刺身や切り身魚、煮付けなどの盛り付けに丁度
いいサイズです。
■サイズ:W18.7×D11×H3.2cm
■状 態(ストックのどの器にも、見られる状態です)
(写真10)窯キズがあります。
(写真11)手描きの為、絵柄が若干違う物もあります。
(写真12)焼灰が付着している場合があります。
(写真13)釉剥げがある器があります。
(写真14)釉薬が溜まって、白くなっている器が含まれます。
他、少々カタカタする器もございます。
■セレクト(写真15、16をご参照ください)
欠けている器がありましたので、金継を施しました。
これらの中には金継が1〜3ヶ所程度ある器があり、様々です。
ご注文の際に、金継のあり・なしをご選択頂けます。
(金継の数や箇所は、アソートとなります)
AD025-A ノーマル(金継なし)
AD025-B 金継あり
■注 意
ご用意しております印判・染付の器は、おおよそ100年以上
古い器です。
現代物や新品の器とは、雰囲気も状態も全く異なります。
ご注文を頂く前には、必ず下記の注意事項をご確認の上、
ご検討ください。
印判皿・染付皿をご購入頂く前に
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