新潟漆器の竹塗りの吸椀です。
年代がちょっと分からなかったのですが、入荷した時の外箱
などの様子から、昭和中期〜後期頃のお椀かと思います。
木地(木製)、本漆を使用して作られております。
竹塗りとは、竹材で作られている訳ではなく、木製の木地に
漆を何度も塗り重ね、竹節の様に象る技法で、かなり
珍しい技法です。
縁や蓋の持ち手、高台にその技法が施されてあります。
木地全体は、梨地仕上げになっています。
梨地とは、漆を塗った上に金や銀、錫などの粉を蒔き、
透明漆を塗って粉が目立たない程度に研磨して作る
技法です。こちらのお椀は恐らく錫粉のみかと思います。
一見無地で地味な雰囲気ですが、かなり手の込んだ作りで
とても上品。
漆器の奥深さを感じずにはいられない、お見事なお椀です。
youtubeで「竹塗り」の制作過程をアップして下さっている
方がいらっしゃいます。
素晴らしい手仕事ですので、良かったらぜひご覧になって
みてください。
■サイズ
蓋付き全体Φ12.6×H8.4cm お椀のみ:Φ12.6×H5.9cm
■容量(水を並々注いだ状態):270cc
■状 態
比較的状態は良好ですが、細かな使用キズや線キズが
ございます。写真では分かり難いのですが、光にかざしたり
しますと特に目につきます。
下記の注意事項をご確認の上、ご検討をお願いします。
状態が良いと思いましたお椀からご用意させて頂きます。
■アンティーク漆器についての注意事項【重要】
こちらの漆椀は、100年以上経っております大変古い器です。
現在の様に、整った環境では作られておりませんので、
漆の溜り、色移りなど様々な状態が見られます。
又、経年により、漆や蒔絵の装飾が剥げていたり、キズが
あるなど、写真の印象より、かなりの使用感が感じられます。
「使用に問題がある」「漆の剥がれが酷い」などの漆器は
大よそ省きましたが、ご用意しました漆器にはどれも、
これらの状態が少なからずございます。
主な状態を、下記リンクの欄でご紹介しております。
お求め頂く前に必ずこちらのリンク先をご確認頂き、
ご了承の上、よろしくお願いいたします。
アンティーク漆椀をご購入する前に...
これらの状態を踏まえまして、想定いたします新品価格
より、かなり価格を下げてご用意しております。
大変申し訳ございませんが、漆器はデリケートな物
ですので、基本的にご返品はご遠慮頂ければ幸いです。
ご理解の上、よろしくお願いいたします。
電子レンジ× オーブン× 食洗器×
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