明治〜大正期頃の吸い椀です。輪島塗になります。
木地(木製)、本漆を使用して作られております。
輪島塗の代表的な加飾の技法でもあります沈金(※注釈)で
鶴と松の絵柄が描かれています。
真っ赤なお椀は、食卓を華やかに明るくしてくれますね。
※注釈:沈金(ちんきん)とは...
ノミなどの彫道具を用いて模様を彫り、彫った箇所の
凹みに漆をすり込み、そこへ金や銀の箔・又は金粉等を
施して色をつけ、装飾を施す技法です。
通常の絵付けは、漆地の上に絵付けをするので、
表面が色漆で若干盛り上がりますが、沈金の場合は、
彫った絵柄に埋め込みますので表面に凸凹がありません。
手間暇をかけた作業により、上品で尚且つ繊細な
雰囲気が表現出来ます。
■サイズ
蓋付き全体Φ12.1×H7.9cm お椀のみ:Φ12.1×H5.5cm
■容量(水を並々注いだ状態):220cc
■状 態 (写真10〜12をご参照ください)
100年以上も経っておりますので、細かな使用キズが
ございます。写真では分かり難いのですが、光にかざしたり
しますと特に目につきます。色移りしているお椀や、沈金の金が
細かく剥がれているお椀もあります。
漆もしっとりと馴染んで漆器の良さが出ていますが、
古ぼけた様に感じられる方もいらっしゃるかもしれません。
状態が良いと思いましたお椀からご用意させて頂きます。
下記の注意事項をご確認の上、ご検討をお願いします。
■アンティーク漆器についての注意事項【重要】
こちらの漆椀は、100年以上経っております大変古い器です。
現在の様に、整った環境では作られておりませんので、
漆の溜り、色移りなど様々な状態が見られます。
又、経年により、漆や蒔絵の装飾が剥げていたり、キズが
あるなど、写真の印象より、かなりの使用感が感じられます。
「使用に問題がある」「漆の剥がれが酷い」などの漆器は
大よそ省きましたが、ご用意しました漆器にはどれも、
これらの状態が少なからずございます。
主な状態を、下記リンクの欄でご紹介しております。
お求め頂く前に必ずこちらのリンク先をご確認頂き、
ご了承の上、よろしくお願いいたします。
アンティーク漆椀をご購入する前に...
これらの状態を踏まえまして、想定いたします新品価格
より、かなり価格を下げてご用意しております。
大変申し訳ございませんが、漆器はデリケートな物
ですので、基本的にご返品はご遠慮頂ければ幸いです。
ご理解の上、よろしくお願いいたします。
電子レンジ× オーブン× 食洗器×
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