大正〜昭和初期頃の吸い椀です。輪島塗になります。
木地(木製)、本漆を使用して作られております。
長年 漆器を取り扱っておりますが、これほど雅な漆器は
初めてです。
大きな菊の花の図柄が、お椀から蓋へ、蓋の内側や、お椀の内側
にまで、全て沈金(※注釈)で描かれております。
お椀の内側にまで沈金が施されているお椀を、初めてみました。
とっても素晴らしい、贅沢な漆器だと思います。
菊の花だけでなく、絵柄のどこをとっても緻密な細工で、
ただただ本当に素晴らしいです。
形もぽってりとして可愛らしく、サイズも程よいので、吸い椀と
してお使い頂けます。
フォーマルな食卓で、ちょっとしたおもてなしに、お正月などの
御祝いの席など、素敵にお使いください。
※注釈:沈金(ちんきん)とは。。。
ノミなどの彫道具を用いて模様を彫り、彫った箇所の凹みに
漆をすり込み、そこへ金や銀の箔・又は金粉等を施して色を
つけ、装飾を施す技法です。
通常の絵付けは、漆地の上に絵付けをするので、表面が色漆で
若干盛り上がりますが、沈金の場合は、彫った絵柄に埋め込み
ますので表面に凸凹がありません。
手間暇をかけた作業により、上品で且つ繊細な雰囲気が表現
出来ます。
■サイズ
お椀のみΦ12.6×H6cm 蓋を被せた時のH9.1cm
■セレクト(写真21,22をご参照ください)
漆の剥がれが気になりました蓋が1つありましたので、
金継ぎを施しました。1つの蓋に2ヶ所、金継ぎがございます。
ノーマルの器と同じ様にお使い頂けますが、お求めの際に、
金継ぎのあり・なしをお選び頂けます。
金継ぎありをお選び頂きました際は、写真の蓋をご用意させて
頂きます。お椀の方には、金継はありません。
漆-A057-A ノーマル
漆-A057-B 金継あり
■アンティーク漆器についての注意事項【重要】
こちらの漆椀は、100年前後経っております、大変古い器です。
現在の様に、整った環境では作られておりませんので、
漆の溜り、色移りなど様々な状態が見られます。
又、経年により、漆や蒔絵の装飾が剥げていたり、キズが
あるなど、写真の印象より、かなりの使用感が感じられます。
「使用に問題がある」「漆の剥がれが酷い」などの漆器は
大よそ省きましたが、ご用意しました漆器にはどれも、
これらの症状が少なからずございます。
主な状態を、下記リンクの欄でご紹介しております。
お求め頂く前に必ずこちらのリンク先をご確認頂き、
ご了承の上、よろしくお願いいたします。
アンティーク漆椀をご購入する前に...
これらの症状を踏まえまして、想定いたします新品価格
より、かなりお求め易い価格でご用意しております。
大変申し訳ございませんが、漆器はデリケートな物
ですので、基本的にご返品はご遠慮頂ければ幸いです。
ご理解の上、よろしくお願いいたします。
電子レンジ× オーブン× 食洗器×
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