明治頃の吸い椀です。会津塗になります。
木地(木製)、本漆を使用して作られております。
砥石の粉に漆を混ぜて練った物で、盛り上げる様に絵柄を
つける「鉄錆」という技法で鶴や菊の茎などは絵付けが
されております。明治〜大正時代に盛んだった技法です。
今では殆ど作られておりませんので、貴重なお椀です。
蒔絵(※注釈)と上手に組み合わせて絵付けがされております。
蓋の形も特徴的で個性があり、標準的な吸い椀の大きさなので、
使い勝手も良さそうです。
フォーマルな食卓で、ちょっとしたおもてなしに、お正月などの
御祝いの席など、素敵にお使い頂けます。
※注釈:蒔絵(まきえ)とは...
漆器の加飾技法の1つです。
漆で描いた絵柄の上から、金粉等を蒔いて色づけをします。
漆でベタ付いた箇所にのみ金粉が付く仕組みです。
蒔いた絵柄をきれいに磨く事で、鮮やかな金色が現れます。
■サイズ
お椀のみΦ13×H5.5cm 蓋を被せた時のH8.4cm
■状 態(写真15〜18をご参照ください)
使用したり、重ねて保管されて来た為、細かなキズがあります。
又、金粉が不着していたり、漆が若干剥がれている個所が
ある器もございます。
全体的に状態が良いと思われる漆器からご用意させて頂きます。
■セレクト(写真19〜22をご参照ください)
漆のカケや剥がれが気になる箇所に、金継ぎを施しました。
お椀や蓋に、それぞれ1〜3ヶ所程度、金継ぎがございます。
ノーマルの器と同じ様にお使い頂けますが、お求めの際に、
金継ぎのあり・なしをお選びください。
金継ぎありをお選び頂きました際は、金継ぎの数が少なく、
目立たない漆器から選んでご用意させて頂きます。
漆-A052-A ノーマル
漆-A052-B 金継あり
■アンティーク漆器についての注意事項【重要】
こちらの漆椀は、100年前後経っております、大変古い器です。
現在の様に、整った環境では作られておりませんので、
漆の溜り、色移りなど様々な状態が見られます。
又、経年により、漆や蒔絵の装飾が剥げていたり、キズが
あるなど、写真の印象より、かなりの使用感が感じられます。
「使用に問題がある」「漆の剥がれが酷い」などの漆器は
大よそ省きましたが、ご用意しました漆器にはどれも、
これらの症状が少なからずございます。
主な状態を、下記リンクの欄でご紹介しております。
お求め頂く前に必ずこちらのリンク先をご確認頂き、
ご了承の上、よろしくお願いいたします。
アンティーク漆椀をご購入する前に...
これらの症状を踏まえまして、想定いたします新品価格
より、かなりお求め易い価格でご用意しております。
大変申し訳ございませんが、漆器はデリケートな物
ですので、基本的にご返品はご遠慮頂ければ幸いです。
ご理解の上、よろしくお願いいたします。
電子レンジ× オーブン× 食洗器×
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