大正〜昭和初期頃の吸い椀です。輪島塗になります。
木地(木製)、本漆を使用して作られております。
輪島塗の代表的な加飾の技法でもあります、沈金(※注釈)を
施し、絵付けされております。
小槌、金嚢、宝珠と、宝づくしと呼ばれております縁起柄が
可愛く沈金されております。
全体的に形も良く可愛くて、標準的な吸い椀の大きさなので
使い勝手も良さそうです。
フォーマルな食卓で、ちょっとしたおもてなしに、お正月などの
御祝いの席など、素敵にお使い頂けます。
※注釈:沈金(ちんきん)とは。。。
ノミなどの彫道具を用いて模様を彫り、彫った箇所の凹みに
漆をすり込み、そこへ金や銀の箔・又は金粉等を施して色を
つけ、装飾を施す技法です。
通常の絵付けは、漆地の上に絵付けをするので、表面が色漆で
若干盛り上がりますが、沈金の場合は、彫った絵柄に埋め込み
ますので表面に凸凹がありません。
手間暇をかけた作業により、上品で且つ繊細な雰囲気が表現
出来ます。
■サイズ
お椀のみΦ12.2×H5.5cm 蓋を被せた時のH8cm
■状 態(写真15〜20をご参照ください)
高台と蓋の内側に、屋号の様なマークが入っています。
又、使用したり、重ねて保管されて来た為、細かなキズが
あります。
下地に何十回も黒漆を塗り重ね、最後に朱色の漆を塗って
おります為、朱漆が薄れて、下地の黒漆が若干見えている
個所があります。
他、塗りの行程中に塵などが付着した箇所が所々に見られます。
漆が若干削れている個所がございますが、使用には問題がないと
考慮し、そのままの状態にしております。
全体的に状態が良いと思われる漆器からご用意させて頂きます。
■アンティーク漆器についての注意事項【重要】
こちらの漆椀は、100年前後経っております、大変古い器です。
現在の様に、整った環境では作られておりませんので、
漆の溜り、色移りなど様々な状態が見られます。
又、経年により、漆や蒔絵の装飾が剥げていたり、キズが
あるなど、写真の印象より、かなりの使用感が感じられます。
「使用に問題がある」「漆の剥がれが酷い」などの漆器は
大よそ省きましたが、ご用意しました漆器にはどれも、
これらの症状が少なからずございます。
主な状態を、下記リンクの欄でご紹介しております。
お求め頂く前に必ずこちらのリンク先をご確認頂き、
ご了承の上、よろしくお願いいたします。
アンティーク漆椀をご購入する前に...
これらの症状を踏まえまして、想定いたします新品価格
より、かなりお求め易い価格でご用意しております。
大変申し訳ございませんが、漆器はデリケートな物
ですので、基本的にご返品はご遠慮頂ければ幸いです。
ご理解の上、よろしくお願いいたします。
電子レンジ× オーブン× 食洗器×
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